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2024.12.17 お知らせ

路面切削時における過積載防止、道路設備接触防止 「Smart Scraper」フィールドテスト実施報告

2024年12月11日

当社は、室蘭開発建設部発注の「一般国道37号伊達市船岡町交差点舗装外一連工事」において、(株)アカサカテックが開発したICT修繕工に対応する路面切削厚計測システム「Smart Scraper」を使用したフィールドテストを実施しました。
このテストでは、ユナイト(株)のICT切削機を用いて、「Smart Scraper」に追加された2つの新機能【過積載防止】【道路インフラ設備の破損防止】を評価しました。

今回のフィールドテスト実施の結果、これらの新機能によって、路面切削に伴う過積載防止と道路インフラ設備の破損防止が図られ、切削オペレータの負担軽減や安全意識の向上に貢献できることが確認されました。

【新機能1: 過積載防止】
従来、ダンプトラックへの切削廃材の積み込みは、路面にマーキングして管理していました。
今回の新機能では、GNSSの位置情報を使って積み込み量をリアルタイムに計算し、モニターに表示します。過積載量に近づくと、LEDランプとアラーム音で警告し、未然に防止します。


【新機能2: 道路インフラ設備接触防止】
路面切削工事では、道路インフラ設備を破損させるリスクがありました。
この新機能では、設備の位置を「Smart Scraper」に事前入力し、モニターに表示します。
接近時にはLEDランプとアラーム音で警告し、接触を防止します。

                2024.12.11 北海道通信