技術・実績紹介
路盤工施工効率化システム(NETIS登録)
NETIS登録番号 HK-180004-VE
路盤工施工効率化システム
GNSS(測位衛星システム)を活用し、道路の路盤を工事する際に使用する設計データ(3次元データ)と現況地盤高さの差分をリアルタイムで管理できる、「路盤工施工効率化システム」を開発しました。
「路盤工施工効率化システム」は、土木・建設用車両のモーターグレーダーに設置したGNSS(測位衛星システム)測量器で現在の地盤の高さを取り込み、設計したデータの地盤高さとの差分を瞬時に把握できるシステムです。また、一定エリア内において、路盤仕上がりまでの設計上必要量を計算することも可能で測定結果を自動算出し、タブレットPCの画面上に表示できます。
「路盤工施工効率化システム」の特長
- 路盤材敷均しおよび路盤整正時に、モーターグレーダーに搭載したGNSS測量機を用いてリアルタイムに現況地盤高と計画高(3次元データ)の差を測定。
- 測定結果をタブレットPC画面上の平面図に色分けして表示。(差の範囲の指定、範囲ごとの色指定は自由)
- 施工途中の路盤材料の必要量(容積)を自動算出してタブレット画面に表示。
オペレータのメリット
タブレットPCをグレーダーキャビネット内に設置し、オペレータが敷均し(※しきならし:搬入された路盤材を平らにならすこと)時に路盤の高低を把握でき、不足箇所に路盤材を振り分けることができるので効率的な作業が可能。
管理者のメリット
タブレットPCを管理者に持たせることで、路盤材の不足箇所が色区分で判断できるため、適切な箇所に荷卸しを指示でき、リアルタイムに路盤材の必要量の確認が可能。