
若手の成長が著しい現場。
社員が語る道路造りの面白さ!
Construction story
MEMBER

土谷 紘輝
札幌工事事務所 所長
2004年入社

中村 祐晟
札幌工事事務所 工事係員
2022年入社

若井 一眞
札幌工事事務所 工事係員
2023年入社

菅野 雄太郎
札幌合材事業所 機械係員
2019年入社
道路を造り上げる面白さを知り
働き甲斐を見出せる環境整備を推進

道内トップクラスの規模と実績を誇る当社。全道各地に工事事務所を設け、そこが各エリアの舗装工事の拠点となっています。札幌にも本社と別に「札幌工事事務所」があり、2025年6月に新事務所が南区川沿に完成しました。この工事事務所では、札幌市内や近郊エリアで行われる工事を管轄しています。都市部ということもあり、交通量が多いところでの工事や夜間工事も多いのが特徴です。
ここで工事所長を務めるのが、土谷紘輝です。2023年から所長として、札幌工事事務所で行っている工事(プロジェクト)管理の統括をしています。毎日多数動いているというすべての現場の状況確認を行いながら、フォローが必要なところにはサポートに入り、部下の指導にもあたっています。
「ここの事務所は社員の数も多く、20代の若手が多いのも特徴。こちらから積極的に声をかけて、困っていることはないか、進捗状況はどうかなど、こまめに確認するようにしています。現場で問題があった場合の助言も行いながら、若手が独り立ちしていけるようサポートに努めています」
年間で大小合わせて相当数の工事(プロジェクト)を担う札幌工事事務所。
工事によりますが官庁工事の場合、積算→応札→受注→調査・協議→施工→成果品作成→検定というのが一連の流れ。一方、民間工事は、見積→受注→調査・協議→施工→顧客納品というのが一般的な流れです。
施工担当の工事係員は、工程の調整や事前準備、施工管理などを行います。
「ひとつの工事を完成させるために、さまざまな人や会社が関わります。いろいろな人たちがみんな同じ方向を向いて、知恵や意見を出し合い、協力し合ってプロジェクトを完遂させるのが道路造りの面白さ。完成したときの達成感はとても大きなものですし、自分たちが手がけた道路をたくさんの人が使用してくれるという喜びも味わえます。若手にもそういうやりがいや面白さをどんどん感じてもらいたいですね」
顧客や作業員らから若手の成長について話を聞くこともあり、「ひとつの工事が終わるたびに、担当した社員の成長を感じられるのが、所長として自分のモチベーションになっています」とも話します。
「成長するには、やはり現場で経験を積むことが一番。資格を取得したら、それぞれの力量を見ながらですが、できるだけ早い段階から現場代理人として現場を任せるようにしています。まずは小さい現場からになりますが、上から言われたことをただやる工事係員と違って、責任も大きいですが、代理人の経験をすることですごく成長すると思います」
すべての現場が無事故で、無事に1日が終えられると安堵すると話し、「逆にスマホが鳴るとドキッとする」と笑います。これからのことを尋ねると、「若い子たちが働き甲斐を感じながら仕事に取り組める魅力ある職場にしていきたいですね」と話し、新しくなった事務所で、ICTやDXなどを活用してより生産性をアップしていきたいと意気込みます。
美しい道路造りを継承し
大きな現場を任されるよう成長したい

土谷所長のもとで、今年初めて現場代理人を任されたのが4年目の中村祐晟です。
2月から札幌近郊にある工区の施工を手がけました。
「これまで先輩や上司の下で仕事をしてきて、仕事内容は分かってはいるものの、やはり初めて経験することが多く、所長や先輩たちに相談しながらなんとか進めていくことができました」
現場にいる人たちとはとにかく密にコミュニケーションを取ることを心がけたと言います。毎日緊張感を持って挑んだ現場、約3か月に及ぶ作業が終わったときには肩の荷がおりてホッとしたそう。
「施工終了時に施工班と集合写真を撮った時、あらためて道路造りはワンチームでやる仕事なのだと実感しました。自分の考えたものが、皆さんの力を借りて、形となっていく面白さも感じました」
長い歴史の中で培われてきた高い技術は当社の自慢。発注先から仕上がりの美しさを褒められることも多く、中村も「先輩たちのようにもっとキレイで使いやすい、走りやすい道路を造れるようになりたい」と意気込みます。
中村の1年後輩で、次の現場代理人デビューを控えている若井一眞は、今年5月から札幌近郊の舗装補修工事を担当しています。土谷所長は「代理人になると役場の人との折衝も必要になってくるので、彼にはとりあえずこの現場でそういったこともひと通り経験し、覚えるように伝えています」と話します。
いかに段取りよく工事を進められるかがカギとなりますが、そうは言っても予期せぬアクシデントが起こることもあります。今回も、「直前の降雨で大きな水たまりが残っている状況からの施工となり、排水をしてから工事に着手することになりました」と若井は振り返ります。
とはいえ、ほかの部分に関しては予定通りに工程が進み、「直営の作業員さんと相談しながら順調に工事を進めることができました。作業員さんから、段取りがいいと褒められてうれしかったです。また、補修して道路をキレイにしたことで地域の人たちにも感謝され、この仕事の面白さややりがいをあらためて感じました」と話します。
「いつか大きな現場も任せてもらえるように日々の業務、一つひとつの工事(プロジェクト)を大切にし、スキルアップをしていきたいです」
土谷所長のもと、着実に若手たちが育っているのがよく分かります。これからの活躍が楽しみです。
プラントでの経験を積み、
目指すのは、頼りにされる人材

舗装工事の現場で使用するアスファルト合材を自社のアスファルトプラントから出荷。プラントを有するのは当社の強みのひとつでもあります。そのプラントでアスファルト合材の出荷作業やプラント機械の維持管理を行っているのが機械職の社員です。西岡にある札幌合材事業所に勤務する菅野雄太郎もその一人。
「アスファルト合材の出荷作業は、先々を見据えて作業工程を考えなければなりません。直前になって出荷数が増えたり、雨天中止で次の日に工事がスライドになることがあったり、材料の注文もそれに伴って変わってくるので、さじ加減が難しいところです」
また、プラントに不具合などが起きた場合、「先輩であれば、機械のメンテナンスや点検にかかる時間がもっと短いと思うのですが、自分はまだ経験が浅いので少し時間がかかってしまいます。その辺りも、もっと経験を積んで先輩たちのように短時間でできるようになりたいです」と話します。
それでも、自分のいるプラントから出荷したアスファルト合材が使われている道路を通ると誇らしいと話す菅野は、「たくさんの人たちの役に立っていると実感できて、もっと頑張ろうと思います。周りから頼ってもらえるような人材になりたいです」と意気込みます。難しさを感じながらもそこにやりがいを見出しているのが伝わってきます。機械職の若手としての活躍を期待します。